競輪について

競輪とは地方自治体が主催する公営の自転車競技。
バンクの上の、定められた距離を自転車のペダルを踏み抜いて、誰が一番最初にゴールするかを争う競争です。
その収益は、選手の賞金など必要経費を除いて、すべて社会福祉、体育事業など、公共事業のために役立っています。

▼競輪場

競輪場

競輪場の周回長は333.3m・335m・400m・500mの4種類(最も多いのが400m)
また直線とコーナーの繋ぎに使われる曲線(緩和曲線)もマッコーネル・クロソイド・レムニスケートなどがある。そして直線の長さ、コース幅、コーナーの傾斜(バンク角)、建物の位置など、様々な要素が組み合わさっている。45場のうち小倉と前橋は全天候型ドームバンクであり、天候に影響されず快適に楽しめるようになっている。

▼場外車券発売場

場外車券発売場

車券の発売のみを取り扱っており、レースはモニターを通しての衛星中継となる。主として「サテライト○○(地名)」の名称を用いている。
発売するレースは場によって異なるので各場の発売日程を確認しておきたい(施行者が同じ場でのレースや特別・記念開催は必ず発売されるといっても差し支えない)。 基本的に入場無料(指定席は有料)であるが、有料会員制のところもある。

▼KEIRINグランプリ

競輪は、KEIRINグランプリを頂点に1年間を戦う制度です。日本各地の競輪場で開催されているレースは、6つのグレードに分類されているグレード制です。

KEIRINグランプリ

GP
毎年12月末に開催される最高峰のレース。その年のGI優勝者、賞金獲得金額上位者9名によってチャンピオンを決定する一発勝負。
GⅠ
S級トップクラスの選手によるレース。GⅡの成績上位者、選考期間の成績上位者によって争われる大会で、優勝者にはKEIRINグランプリへの出場権が与えられる。
GⅡ
S級の選手がGIへの出場権をかけ、頂点を目指すクラス。GⅠへのステップであり、大会ごとに特徴を持たせたレース。
GⅢ
各競輪場で年に1回開催される開催記念レースで、S級の選手で4日間開催されるレース。
FⅠ
S級シリーズとも呼ばれ、S級、A級ともに行われるレース。
FⅡ
S級昇格を目指す、A級選手のみで開催されるレース。